私たちは3次元の空間に生きている。
縦・横・高さ。この3つが世界のすべてだと感じている。
では、もし4次元の存在がいたとしたら?
それはどのように見えるのだろうか。
この問いを考えるとき、2次元の世界を想像すると分かりやすい。
2次元の住人から見た3次元
2次元の世界に住む生物にとって、世界は「面」だけだ。
上下という概念はない。
もし私たちがその世界にペンで書き込んだらどうなるだろうか。
2次元の住人から見ると、
インクは「突然現れる」。
ペンは見えない。
3次元方向は存在しないからだ。
同様に、3次元の球が2次元世界を通過すると、
点 → 円 → 点
という変化として観測される。
彼らからすると、「突然現れて、膨らんで、消えた」ように見える。
では4次元存在がいたら?
もし4次元の存在が3次元世界に触れたら、
私たちには次のように見える可能性がある。
① 突然現れて、突然消える
4次元の物体が私たちの空間を通過すると、
何もない空間に立体が突然現れ、
変形し、そして消える。
それは魔法のように見えるだろう。
② 内部を外から見ることができる
2次元生物は、自分の内部を外から見ることができない。
しかし私たちは円の内部を外から見ることができる。
同じように、4次元存在は
私たちの身体の内部を、切らずに外から観察できるかもしれない。
「内側」という概念が崩れる。
③ 球が成長して消える
4次元の球(超球)が3次元空間を通過すると、
小さい球
→ 大きい球
→ 小さい球
→ 消える
という現象として見える。
これは次元の違いが生む自然な結果だ。
不思議の正体
ここで重要なのは、
4次元が数学的に矛盾しているわけではない、ということだ。
私たちは4次元を「見る」ことはできない。
しかし、
- 座標で定義できる
- 切断や射影で理解できる
- 構造として扱える
つまり、
感覚が追いつかないだけで、論理は整っている。
私たちの世界は「断面」なのか?
もし4次元が存在するとしたら、
私たちの3次元世界は、
より高次元空間の“断面”なのかもしれない。
2次元生物にとっての面が世界であるように、
私たちもまた、
何かの断面を生きている可能性は否定できない。
不思議なのは、
高次元が存在することではなく、
私たちが自分の次元を「完全な世界」だと思っていることなのかもしれない。
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